HAL®腰タイプ自立支援用(以下、HAL®腰タイプ)は、足腰の弱った方などが装着して立ち座り動作などを繰り返して練習することにより身体機能の向上を促す最新の装着型サイボーグです。
立ち座りの動作の際に脳から筋肉に送られる信号を読み取ることで装着者の意思に沿った動作が実現されるため、HAL®腰タイプを外した状態でも日常生活の活動度を高める事が期待できます。
HAL®腰タイプを使用しての治療は誠和会でリハビリを受けている方対象です。リハビリテーション科医の診察結果によってHAL®腰タイプを用いたリハビリが行われます。(適応でないと判断される場合があります。)
HAL®腰タイプを使用した治療プログラムとして4つの運動を行います。基本は各運動10回×2セットとして実施しています。
岡山ロボケアセンター(倉敷市幸町)では、CYBERDYNE株式会社が開発・製造・販売を行う、装着者の意思に沿って動作する装着型サイボーグ「HAL®」を使用したNeuro HALFIT®プログラムの実施を主な事業とし、障がいをお持ちの方などに対し最先端のプログラムを提供します。
2019年10月から医療法人誠和会は岡山ロボケアセンターと技術提携し、伊勢医師が技術指導・相談役を務めています。チームメンバーもロボケアセンターと連携をとり最新の治験情報の交換や施設見学などの交流を図っています。
2018年11月に倉敷紀念病院はHAL®腰タイプを岡山県内ではじめて導入しました。
岡山ロボケアセンターと技術提携し、HAL®腰タイプの台数も4台に増え病院だけでなく老健施設福寿荘や通所リハビリでもHAL®腰タイプを使用した治療を開始しています。全スタッフが講習を受講しHAL®腰タイプが使用できる体制を整えています。
2020年1月25日、厚生労働副大臣(当時)の橋本岳衆議院議員が病院、福寿荘、通所リハビリでのHAL®腰タイプを使用した治療場面を視察に来られました。また、秘書の方が実際にHAL®腰タイプを装着し体験されました。
岡山ロボケアセンターにて実際の治療場面の見学
大阪ロボケアセンターやHAL®腰タイプを使用している施設の見学を行いスタッフとの意見交換など行いました。