- 1.年齢階級別退院患者数
- 2.診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 3.初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 4.成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 5.脳梗塞の患者数等
- 6.診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
- 17.その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
- 1.リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
- 2.血液培養2セット実施率
- 3.広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
- 2024.9.26
- 令和5年度 倉敷第一病院 病院指標 公開
令和5年度 倉敷第一 病院情報の公表
病院指標
医療の質指標
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | - | - | 12 | 18 | 33 | 57 | 104 | 236 | 401 | 230 |
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
整形外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160690xx99xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし | 125 | 48.28 | 19.34 | 13.6 | 80.88 | |
160800xx01xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 92 | 64.84 | 25.50 | 7.61 | 84.35 | |
160980xx99x0xx | 骨盤損傷 手術なし 手術・処置等2なし | 27 | 53.63 | 19.27 | 0 | 82.85 | |
160800xx99xxx0 | 股関節・大腿近位の骨折 手術なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 23 | 17.04 | 14.07 | 69.57 | 86.43 | |
160820xx99xxxx | 膝関節周辺の骨折・脱臼 手術なし | 19 | 62.53 | 18.62 | 0 | 74.53 |
胸・腰椎の圧迫骨折・大腿骨骨折など高齢化に伴う疾患が上位を占めていますが、骨盤損傷の入院も多く、幅広い疾患を受け入れています。当院は回復期リハビリテーション病棟を有しており、術後から退院まで継続的なリハビリテーションを提供しているため、比較的転院率が低く、平均在院日数が全国平均よりも長めになっています。
外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160650xx99x0xx | コンパートメント症候群 手術なし 手術・処置等2なし | 21 | 51.57 | 25.34 | 23.81 | 80.29 | |
160690xx99xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし | 17 | 38.41 | 19.34 | 5.88 | 81.59 | |
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 16 | 3.38 | 4.55 | 0 | 68.44 | |
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし | - | - | 8.38 | - | - | |
160400xx99x0xx | 胸郭・横隔膜損傷 手術なし 手術・処置等2なし | - | - | 9.36 | - | - |
鼠経ヘルニア手術を要する疾患が上位となっていますが、手術の有無に関わらず、様々な疾患の患者様を受け入れており、この他に気胸、胃の悪性腫瘍、下肢静脈瘤手術等の患者様など幅広く医療を提供しています。
※厚生労働省の集計条件に則り、10未満の数値は「-」表示としています。
※厚生労働省の集計条件に則り、10未満の数値は「-」表示としています。
内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160650xx99x0xx | コンパートメント症候群 手術なし 手術・処置等2なし | 39 | 36.44 | 25.34 | 5.13 | 84.33 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし | 30 | 42.20 | 20.60 | 23.33 | 88.53 | |
030250xx991xxx | 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1あり | 20 | 2.00 | 2.03 | 0 | 54.20 | |
050130xx9900x0 | 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 13 | 39.77 | 17.38 | 7.69 | 84.77 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 10 | 18.70 | 13.52 | 20 | 85.60 |
当院は健診部門に加え、内視鏡センターを有しており、大腸ポリープの早期発見・治療を行っています。この他、肺炎等、高齢者に多く見られる疾患も上位を占めており、いずれも高齢の方が多く、重症化しやすいため3週間以上の入院となることが多くなっています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | - | - | - | - | - | - | 1 | 8 |
大腸癌 | - | - | - | - | - | - | 1 | 8 |
乳癌 | - | - | - | - | - | - | 1 | |
肺癌 | - | - | - | - | - | - | 1 | 8 |
肝癌 | - | - | - | - | - | - | 1 | 8 |
5大癌とは日本で発症症例数が多い胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌のことを言います。早期のステージⅠから進行しているステージⅣまで様々な患者様がおられますが、手術や化学療法など患者様の状態に合わせた診療を行っております。
また、肺癌については治療前の検査入院の患者様もおられ、入院中に検査結果が出ない場合があるため、入院中の病期分類が「不明」になることが多い傾向にあります。
※厚生労働省の集計条件に則り、10未満の数値は「-」表示としています。
また、肺癌については治療前の検査入院の患者様もおられ、入院中に検査結果が出ない場合があるため、入院中の病期分類が「不明」になることが多い傾向にあります。
※厚生労働省の集計条件に則り、10未満の数値は「-」表示としています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | - | - | - |
中等症 | 19 | 23.47 | 79.32 |
重症 | - | - | - |
超重症 | - | - | - |
不明 | - | - | - |
成人市中肺炎とは、普段の社会生活を送る中で罹患した肺炎のことを言います。重症度は「尿素窒素(BUN)」「動脈血酸素飽和度」「血圧」などの数値、「意識障害」や「免疫不全状態」の有無、などの基準に沿って評価するもので数値が高いほど重症と言えます。
高齢になるほど、重症度が高くなり平均在院日数も長くなる傾向にあります。
※厚生労働省の集計条件に則り、10未満の数値は「-」表示としています。
高齢になるほど、重症度が高くなり平均在院日数も長くなる傾向にあります。
※厚生労働省の集計条件に則り、10未満の数値は「-」表示としています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | - | - | - | - |
その他 | 23.00 | 62.57 | 85.22 | 29.17 |
脳梗塞とは、脳の動脈の閉塞や狭窄のために脳虚血となり脳組織が酸素不足や栄養不足のため壊死または壊死に近い状態になることを言います。多くの場合は継続的なリハビリを必要としますが、当院は早期在宅復帰のための回復期リハビリテーション病棟や地域包括ケア病棟を有しており、リハビリ目的の転院が必要ないため転院率は高くありません。発症の時期に関わらず治療後の充実したリハビリを提供しています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
整形外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 | 52 | 2.58 | 65.08 | 11.54 | 84.48 | |
K0811 | 人工骨頭挿入術 肩、股 | 50 | 2.78 | 62.56 | 8.00 | 83.16 | |
K0732 | 関節内骨折観血的手術 胸鎖、手、足 | 28 | 1.29 | 19.61 | 0.00 | 70.14 | |
K0483 | 骨内異物(挿入物を含む。)除去術 前腕、下腿 | 14 | 0.14 | 1.86 | 0.00 | 65.00 | |
K0731 | 関節内骨折観血的手術 肩、股、膝、肘 | 12 | 4.42 | 55.08 | 0.00 | 77.92 |
最も多い手術は骨折部位を骨接合する「骨折観血的手術」です。大腿骨の骨折は高齢者の転倒が原因で発症することが多く、当院の患者様の平均年齢も84.48才と高齢の患者様が中心です。
いずれの疾患も、術後の早期から継続的なリハビリテーションを提供し、出来るだけ早く日常生活に復帰していただくことを心掛けています。
いずれの疾患も、術後の早期から継続的なリハビリテーションを提供し、出来るだけ早く日常生活に復帰していただくことを心掛けています。
外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。) | 17 | 5.53 | 17.29 | 29.41 | 82.88 | |
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 13 | 1.00 | 1.15 | 0.00 | 67.08 | |
K6182 | 中心静脈注射用植込型カテーテル設置 頭頸部その他に設置した場合 | - | - | - | - | - | |
K084 | 四肢切断術(上腕、前腕、手、大腿、下腿、足) | - | - | - | - | - | |
K6335 | ヘルニア手術 鼠径ヘルニア | - | - | - | - | - |
外科では低侵襲な手術を心掛けており、特に鼠径ヘルニア手術や胆嚢摘出術では腹腔鏡を用いた手術も行っています。
※厚生労働省の集計条件に則り、10未満の数値は「-」表示としています。
※厚生労働省の集計条件に則り、10未満の数値は「-」表示としています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - |
参考値ですが厚生労働省による平成26年度の全国DPC対象病院データ集計結果では、「播種性血管内凝固症候群」の発生率は0.17%、「敗血症」については0.56%でした。
※厚生労働省の集計条件に則り、10未満の数値は「-」表示としています。
※厚生労働省の集計条件に則り、10未満の数値は「-」表示としています。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが 「中」以上の手術を施行した 退院患者数(分母) |
分母のうち、肺血栓塞栓症の 予防対策が実施された患者数(分子) |
リスクレベルが「中」以上の手術を 施行した患者の肺血栓塞栓症の 予防対策の実施率 |
---|---|---|
112 | 76 | 67.86% |
肺血栓塞栓症は、主に下肢の深部にできた血栓が剥がれて血流によって運ばれ、肺動脈を閉塞させてしまう疾患です。近年は血栓の危険因子が明らかになっており、危険レベルに応じた予防対策が推奨されています。予防方法には、弾性ストッキングの着用、間欠的空気圧迫装置の使用、抗凝固療法があります。予防法の実施は、「肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドライン(2017年改訂版)」にのっとり、リスクレベルが「中」以上の手術をした患者が対象になります。
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) | 血液培養オーダーが1日に 2件以上ある日数(分子) |
血液培養2セット実施率 |
---|---|---|
71 | 55 | 77.46% |
広域抗菌薬を使用する際、投与開始時に血液培養検査を行うことは、望ましいプラクティスとなります。また、血液培養は1セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、2セット以上行うことが推奨されています。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が 処方された退院患者数(分母) |
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日 までの間に細菌培養同定検査が 実施された患者数(分子) |
広域スペクトル抗菌薬使用時の 細菌培養実施率 |
---|---|---|
62 | 51 | 82.26% |
近年、多剤耐性アシネトバクター属菌や、幅広い菌種に効果を有するカルバペネム系抗菌薬に耐性のある腸内細菌科細菌など、新たな抗菌薬耐性菌(以下、耐性菌)が出現し、難治症例が増加していることが世界的な問題となっています。抗菌薬適正使用の鍵を握るのは正確な微生物学的診断であり、抗菌薬投与前の適切な検体採取と培養検査が必要です。
更新履歴
※厚生労働省の集計条件に則り、10未満の数値は「-」表示としています。