当リハビリテーション課には、理学療法士２１名、作業療法士１０名、言語聴覚士１名、アシスタント３名が在籍しております。 療法士は「一般・外来部門」、「回復期リハビリテーション病棟部門」を担当し、アシスタントは「物理療法部門」を担当しております。

脳血管障害や外傷、手術後、肺炎などの患者さまが、本来の能力回復を図れるように、療法士がマンツーマンで治療させていただいております。 日常生活能力が向上し、在宅復帰、社会復帰をされる方が、一人でも多くなるように、お手伝いさせていただきます。

本来の能力回復が得られない患者さまに対しては、ご自宅を訪問し、住宅改修などの環境設定を提案させていただきます。 また、在宅復帰が困難な患者さまにつきましては、医療機関や施設への転院や入所調整をさせていただきます。

日常生活能力が向上し、在宅復帰、社会復帰をされる方が、一人でも多くなるように、そして在宅復帰が困難な患者さまには、退院後も快適にお過ごしいただける環境設定へと努力しています。

リハビリテーションセンター

リハビリテーションセンターは総面積396.1㎡の広さを誇り、壁一面の窓から差し込む自然光が、温かみを感じさせてくれます。充実した治療機器がそろっており、毎日多くの入院・外来患者さまがスタッフとともにリハビリテーション（理学療法・作業療法）に取り組んでいます。

物理療法スペース（リハビリテーションセンター内）

物理療法スペースでは、電気療法、けん引療法、低周波治療、ホットパックなどの物理療法を実施しております。

オレンジホール

オレンジホールは回復期リハビリテーション病棟に入院されている患者さまの専用リハビリスペースです。 リハビリテーションセンターまで移動することが困難な方や、静かな環境でリハビリを実施することが好ましい方に対して使用します。 リハビリテーションセンターほどの広さはありませんが、落ち着いた雰囲気の中でリハビリを行うことができます。 また、平行棒やエルゴメーターなどの器具を設置しており、いつでも自主トレを実施することができます。

言語聴覚療法室

言語障害、高次脳機能障害、摂食・嚥下障害をお持ちの方に対して言語聴覚療法を実施するスペースです。言語聴覚療法室は個室なので、落ち着いた集中できる環境で、リハビリに取り組むことができます。 脳梗塞や脳出血、頭部外傷など、脳に損傷を受けると、「聞く」「話す」「読む」「書く」といったコミュニケーションに必要な機能に障害をきたすことがあります。 また、脳梗塞・脳出血など脳の疾患や加齢による影響で、食べ物を飲み込む機能に低下がみられることがあります。 言語聴覚療法室ではこのような問題を抱える患者さまに対して、訓練や指導を行っています。

一般病棟・外来担当チーム

一般病棟、地域包括ケア病棟、外来の患者さまを担当させていただくチームです。 一般病棟では、整形外科の術後や呼吸器疾患（肺炎後など）の方を中心にリハビリを提供しております。特に、地域包括ケア病棟では、在宅復帰をスムーズに行えるように短期に集中したリハビリテーションを提供しています。 退院後にも継続したリハビリテーションの必要性がある患者さまについては、外来にてフォローするシステムを構築しており、しっかりと回復するまでサポートさせていただきます。 また、外来からリハビリをスタートされる方も担当させていただきます。

回復期リハビリ病棟担当チーム

回復期リハビリテーション病棟の患者さまを担当させていただくチームです。 回復期リハビリテーション病棟では脳血管障害や外傷、手術後、肺炎などの急性期を過ぎた患者さまに対してリハビリを提供しております。 患者さまの身体機能の回復や日常生活動作の獲得を図り、寝たきりの防止と在宅復帰を目指してサポートさせていただきます。 当院では、365日体制で毎日欠かさず、切れ目のないリハビリテーションを行い、１日も早い回復を支援します。

リハビリテーション課での取り組み

【自主トレ冊子の作成】
外来患者さまがご自宅で自主トレーニングを行うことができるように、体の部位別、疾患別の自主トレ冊子を作成しております。
冊子は以下から無料でダウンロード可能です。
■肩の体操

【ダウンロード】
■腰の体操

【ダウンロード】
■手首の骨折後の自主トレ

【ダウンロード】
■膝の体操

【ダウンロード】
自主トレ冊子の内容で分からないことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
【新人教育】

１年目：

基本的な治療・リハビリ計画立案・安全管理を行えること
誠和会職員としての規律を順守すること
多職種の理解を深め協働すること

２年目：

応用的な治療・リハビリ計画立案・安全管理を行うこと
新人を自身の経験を踏まえ指導すること

３年目：

医療人・社会人として様々な状況や他のスタッフにも臨機応変に対応すること
２年間の経験を生かして後輩の基本的指導を行うこと

【勉強会】
より効率的・効果的なリハビリテーションが提供できるように、疾患に関する知識（整形外科疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患など）や、治療技術などの勉強会を実施しています。 また、総合的な観点から患者さまを見ることができるように、他部署（薬剤課、検査課、放射線課、栄養課など）に講師を依頼しての勉強会も実施しています。