リハビリテーション(以下リハ)栄養とは、『ICF(国際生活機能分類)による全人的評価と栄養障害・サルコペニア・栄養素摂取の過不足の有無と原因の評価、リハ栄養診断、ゴール設定を行ったうえで、障害者やフレイル高齢者の栄養状態・サルコペニア・フレイルを改善し、機能・活動・参加・QOLを最大限高める「リハから見た栄養管理」や「栄養から見たリハ」である。』と定義されています。
つまり、一人一人の食事量や食事内容、体重や筋肉の量、生活の様子などを総合的に把握し、身の回り動作や家事、友人との交流など、各個人の生活の質を最大限に高められるように栄養や運動を調整することです。 最大限リハの効果を得るためには、栄養と運動のバランスが重要です。栄養面と運動面のどちらも過不足のないように、お互いに効果を高められるようにチームで連携していきます。
理学療法士7名、作業療法士1名、言語聴覚士1名で活動しています。
全患者様に対し、下腿最大周径(ふくらはぎの太さ)・握力測定を行っています。栄養状態や筋肉量と関連があり、計測を行うことで簡易的に状態を把握することができます。
栄養状態と体の状態に合わせてリハの運動負荷量を調整し、機能回復・能力回復に繋げています。また多職種との連携を取りやすくするために、当院で統一した運動量の表(活動係数表・METs表)を作成しました。