倉敷紀念病院 リハビリテーション部

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社会復帰支援チーム

取り組みについて

メンバーは回復期リハビリテーション病棟の作業療法士8名と言語聴覚士6名です。2015年度より主に自動車運転再開に向けた支援を開始し、2018年に社会復帰支援チームを発足しました。「退院後も自動車運転を安全に再開したい!」「元気になってまた元の職場に復帰したい!」「自分で電車に乗って買い物に行きたい!」など、患者さんの様々なニーズに答えられることをモットーとし、これまでに計62例の患者さんに対して社会復帰支援を行ってきました。

これらの支援は入院中の患者さんが主で、身体麻痺や高次脳機能障害の評価を行ったり、ご家族や職場の方へ病前状況を聴取しながら、適切な支援に結び付けられるよう、プログラムを策定し実施しています。また、一部の方は退院後も外来リハビリにて通院していただきながら支援を行っています。実際に社会復帰をして困った点などを窺いながら、支援や助言を行っています。

その他の活動として、チーム内での勉強会や症例検討会を開催したり、外部の勉強会へ参加し、近隣の病院や自動車教習所との情報共有を行ったりし、最新の情報を日々アップデートしています。 自宅での生活で趣味活動、外出、復職、自動車運転の再開などを安全に生活しながら行える事を目標とし、本チームを通して患者さんにより質の高い治療、専門的な支援を提供できるよう努めています。

活動実績

第53回日本作業療法学会での発表

  • 「施設外活動により注意・遂行機能障害に関するawarenessの低下が改善した一例」
    作業療法士 曽我部莉奈 言語聴覚士 小浜尚也

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