卒業生の声

利用までの経過
心不全の既往あり、通院されており、労作時の息切れにより活動量が低下し、足の筋力低下を認め、転倒も多くなっていました。その為、見守りのある環境で運動をしていきたいとの希望があり、週2回の当通所リハビリの利用が開始となりました。
利用開始時
![]() バランス練習場面 |
また、足の筋力低下が著しく、歩行時にふらつきが強いため、ホール内の移動は見守りが外せませんでした。
そのため、まず軽負荷での筋力強化やバランス練習、歩行練習を実施し、筋力と体力向上を図り、転倒予防を目標にリハビリを行いました。
半年後、通所リハビリ卒業に向けて生活行為向上リハビリを開始
徐々に歩行が安定し、体力も向上してきました。この時期より、自信がついて「もうリハビリをやめてもいい気がする」と前向きな発言が聞かれるようになりました。
そして、1人でマルナカ(スーパー)へ買い物に行けるようになりたい、タクシーを使わず1人で通院できるようになりたい、安全に家事(掃除・洗濯)ができるようになりたい、といった生活に対して具体的な目標も聞かれました。
しかし、歩行時のふらつきは残っており、自宅で転倒したこともあったため、まだリハビリをやめるのは早いのでは、と話し合いました。
そこで目標とした生活を送れるよう集中的なリハビリとして、本人様とご家族に生活行為向上リハビリを提案し、目標を達成し、通所リハビリを卒業することを目指して6ヵ月間の集中的なリハビリを開始しました。
そして、1人でマルナカ(スーパー)へ買い物に行けるようになりたい、タクシーを使わず1人で通院できるようになりたい、安全に家事(掃除・洗濯)ができるようになりたい、といった生活に対して具体的な目標も聞かれました。
しかし、歩行時のふらつきは残っており、自宅で転倒したこともあったため、まだリハビリをやめるのは早いのでは、と話し合いました。
そこで目標とした生活を送れるよう集中的なリハビリとして、本人様とご家族に生活行為向上リハビリを提案し、目標を達成し、通所リハビリを卒業することを目指して6ヵ月間の集中的なリハビリを開始しました。
通所訓練期(生活行為向上リハビリ開始~3ヵ月)
買い物や通院で安全に外出できるよう、通所リハビリでは筋力強化やバランス練習、歩行練習は継続して実施し、更に、外出時を想定した屋外歩行練習や階段昇降練習を追加しました。
また、家事動作を想定した練習や自宅で行える自主トレーニングの指導を行い、運動習慣の定着を図りました。実際に自宅からマルナカまでの道順と必要な体力の評価や自宅内の生活動作の様子の確認を行いました。
また、家事動作を想定した練習や自宅で行える自主トレーニングの指導を行い、運動習慣の定着を図りました。実際に自宅からマルナカまでの道順と必要な体力の評価や自宅内の生活動作の様子の確認を行いました。
![]() 洗濯の物干しを想定した バランス練習 |
![]() マルナカまでの道順や 環境の確認 |
社会適応訓練期(生活行為向上リハビリ開始3ヵ月~6ヵ月)
利用日を週2回から1回へ
![]() 駅の階段昇降 |
通院の目標を達成するために、実際に療法士と自宅から病院まで電車を乗り継いで移動の確認を行いました。駅の階段が段数が多く、体に負担がかかっていたため、エレベーターの場所を一緒に確認することで、負担軽減を図ることができました。
また、買い物の自立に向けて、近隣のマルナカまでの移動を確認し、体力に合わせて休憩をするタイミングや休憩場所を一緒に確認したことで、安心して買い物へ行くことが可能となりました。
![]() エレベーターの場所の確認 |
![]() 病院へ到着 |
生活行為向上リハビリ開始6ヵ月後
目標を達成し、通所リハビリ卒業!
![]() |
卒業後は介護保険サービスは利用せず、自主トレを継続し、活動的な日常生活を送られています。
卒業生の声(感想)
「紀念病院の通所リハビリを紹介してもらい、本当に良かったです。最後まで親身に私のことを考えてしてくれました。
人の手を借りるのは苦手で、自分のことは自分でできるようになりたかったから、できるようになって嬉しい。元気になるには、自分から進んで良くなろうと思ってリハビリしないといけないと思いました。」
人の手を借りるのは苦手で、自分のことは自分でできるようになりたかったから、できるようになって嬉しい。元気になるには、自分から進んで良くなろうと思ってリハビリしないといけないと思いました。」
(2018.01.06)