誠和会ニュース

実習生レポート

川崎医療福祉大学 医療福祉デザイン学科より、実習生の受け入れを行いました。

実習生Bさんのレポートをご紹介します。

このwebページは、Bさんが写真撮影、htmlコーディングしたものを元に作成しています。


2022/09/02
病院実習を受け入れていただき、ありがとうございました

倉敷紀念病院
(実習生撮影)

医療法人誠和会 倉敷紀念病院様で8月22日(月)〜9月2日(金)の2週間、実習を受け入れていただき、ありがとうございました。1つの部署だけでなく、福寿荘・医事課・健診部・IT管理課の4つの部署に行かせていただきました。

実習内容について

〈福寿荘〉

福寿荘
(実習生撮影)

福寿荘では、主にパンフレットなどの広報物について、意見を述べさせていただきました。コロナ禍ということもあり、利用者様と接するようなことは難しかったですが、施設の見学を可能な範囲でさせていただくことができました。

病院での実習は以前にも何度か行かせていただいたことはありますが、老人保健施設というものに行くことが今までになかったので、実際の施設の様子について知る良い機会となりました。

〈医事課〉

医事課

医事課では業務の様子を見学させていただきました。お忙しい中、合間を縫って説明をしていただいたり、書類整理などの軽作業を通じて医事課業務について学ぶことが出来ました。

業務内容自体は然程変わらなくても、病院ごとに雰囲気ややり方など違っている部分も多くあり、良い経験になりました。

〈健診部〉

健診部

健診部では主に広報物や表示のデザインについて、意見を述べさせていただきました。また、シンプルなものだった健診の表示を、今までの経験をいかして自分なりに幾つかパターンを提案させていただきました。

文字の大きさはどう見えるかなどご意見をいただきつつ制作し、「いいものができた」とのお言葉をいただけました。実際にどのパターンを使用するか、検討していただけるそうです。

健診部 健診部 健診部

〈IT管理課〉

IT管理課

IT管理課では、コージー新聞作成、広報誌SAY和やドクタートーク・読んで効く処方箋のWebページ更新、駅に掲示する皮膚科のポスターなど、PCを使用した広報関連の業務をさせていただきました。

コージー新聞については作成したものが実際に配布していただけることになり、皮膚科のポスターも許可が出たら駅のホームに掲示されるとのことでした。PCを使用する業務が多く、今回の実習でお伺いした4つの部署の中で、一番大学での学びをいかすことができた部署ではないかと思います。

病院事務員の医療現場における役割

それぞれ実際の現場を拝見し、体験させていただいたことで、病院事務員の医療現場における役割について、改めて考える機会を得ました。その結果、主に以下の2つの役割を果たしていると考えます。


まず、1つ目として、患者様の不安を少しでも軽くすることです。

体調が悪くて病院に行ったとき、受付で「こんにちは」と明るく声をかけてもらったら、何だかほっとするような、憂鬱な気分がちょっぴり軽くなったような気になりませんか?

患者様は、何かしら体に不調や違和感があるからこそ訪れる方が大半だと思います。不安を感じている方も少なくないのではないでしょうか。そんな患者様が病院で最初に接するのは、医師でも看護師でもなく、事務員です。 また、現在はコロナ禍ということもあり、病院で診察を受けるには予約が必要となります。そこで予約をするために患者様が病院に電話をかけたとき、その電話を受けるのも事務員です。

医事課

様々な部署で職員の方々が業務を行っているのを拝見していて、受付は明るくはっきりとした声で対応されていて、聞き取りやすく丁寧な対応だと感じました。電話の対応についても、穏やかで柔らかな声や喋り方で、聞く人に安心感を与えるものだと思います。 まるで家族や付き合いの長い友人かのように、親しみやすく患者様に寄り添った接し方だと感じました。

患者様と最初に接し、また、一番多く接するのも事務員だと思います。そのため、患者様に寄り添い丁寧な対応をすることで、少しでも不安を軽減することは大切な役割ではないかと考えました。

2つ目は、医師の皆様が診察業務に集中できるようにすることです。

事務員は診察の予約をとるだけでなく、患者様からのお問い合わせについて医師や薬剤師に確認をとったり、手続きの書類や紙のカルテの整理だったりと、多岐にわたり業務を行われています。出来うる限り患者様の希望に沿うように、何度も電話をかけ細かく調整を行います。そうして患者様との間に事務員がいるからこそ医師や看護師は治療などに集中することができ、結果的に患者様にとってもよい医療に繋がるのではないでしょうか。

病院事務員は、医師などの専門職でなくとも医療に携わるものであり、患者様の情報の取り扱いには細心の注意をはらい、守る責務が他の医療従事者と同様にあるということも改めて感じました。

当初は意外と長いと思っていた2週間の実習も、気付けばあっという間に過ぎていました。

様々な部署にお伺いさせていただけたことはとても良い経験になった反面、「慣れ」というものを感じる暇もあまりなく、緊張つづきでした。「何か失敗をしてしまったらどうしよう」などの不安も多少ありました。しかし、どの部署の方々も業務に忙しい中で説明をしてくださったり、やることを考えて割り当ててくださったりととても良くしていただきました。また、自分が作成し、提案したものが実際に使用していただけることに達成感があり、やりがいや楽しさも感じることができました。

最後に改めまして、この度は実習を受け入れていただき、誠にありがとうございました。この経験を自らの糧とし、今後にいかしていきたいと思います。

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