取り組み

健康教室

健康作り教室

2019/07/25

7月の健康作り教室は、倉敷紀念病院・介護老人保健施設 福寿荘の管理栄養士を講師に、8月4日の「栄養の日」、8月1日〜8月7日の「栄養週間」に関連して「低栄養とは? 〜寝たきりにならない為の栄養の足し算〜」というテーマで講演を行いました。

健康作り教室

働き盛りの世代で、栄養のとりすぎによる肥満やメタボリックシンドロームなどが問題となっています。
その反面、高齢の世代や若い女性では、栄養不足により筋肉量が減少して筋力や身体機能が低下し、サルコペニア、ロコモティブシンドローム、フレイルなどを引き起こすことが問題となっています。
皆さんには、身体機能のチェックと、ロコモティブシンドロームやサルコペニアの簡易的な判定となる、立ち上がりテストと指輪っかテストをしていただきました。

健康作り教室

栄養のとりすぎも不足もよくありませんが、毎食カロリー計算や栄養成分の確認などは、なかなかできません。
そこで、炭水化物、脂質、たんぱく質の重さからカロリーを簡単に計算する方法や、自分の手を使って食事の適量をはかる「手ばかり法」をお伝えしました。
手ばかり法で一日の目安量とされるおやつやアルコールの量をみて「おやつは、これだけしか食べちゃいけんの?!」「こんだけじゃお酒が足らんわー」など、嘆く方もおられました。

低栄養を防ぐために、年齢を重ねて食が細くなった方や、食事を作るのがおっくうになった方などにお勧めな、缶詰や削り節、パックの豆やサラダチキンなどを利用して、手軽に栄養を「ちょい足し」する方法もお伝えしました。

まとめとして、講師から「栄養不足で筋力が落ちると、歩いたり動いたりが辛くなります。動かなくなるとお腹がすかず、食事の量が減り、ますます栄養不足に…、という負のスパイラルになってしまいます。『暑い時期は、火を使っての料理はなるべくしたくない』という方も、『ちょい足し』で上手に栄養をとりましょう。」とお話しさせていただきました。

↑ ページの上部へ